一方で、専属の医師を自宅に置くことを公演の興行主に求めていたことも判明し、健康不安を抱えながらの生活だったことがうかがえる。検視を終えた遺体は同日夜、家族の元に戻った。
ロサンゼルス・タイムズ紙によると、マイケルさんは24日午後9時から約3時間、スタッフと共にロサンゼルス中心部にある「ステープルズ・センター」で公演の通しげいこを行い、25日午前0時半ごろ、センターを後にしたという。自宅で呼吸が止まり、救急通報があった約12時間前だ。
リハーサルに立ち会ったスタッフの一人は、「とても精力的で、途中で水を飲むこともなく、歌って、踊って、我々とジョークも交わした」と語った。
ロンドン公演は7月13日から来年3月まで計50回予定され、来週早々には衣装合わせのためロンドンに向かう予定だったという。
マイケルさんの死因については、鎮痛剤の過剰摂取との関連が取りざたされている。AP通信などによると、専属の医師で、死亡時にマイケルさんの自宅にいたコンラッド・マーレイ氏(51)は心臓専門医。マイケルさんと3年前から親密な仲だった。興行主側は専属医師を置くことには経費面から反対だったが、マイケルさんが求めたため了承したという。
マーレイ医師はカリフォルニア州のほか、ネバダ、テキサス州でも開業しているが、金銭問題を抱え、裁判で債権の差し押さえ命令を受けたこともある。
マイケルさんの死亡診断書へのサインを拒否するなど不審な行動も見せており、遺族も不信感を抱いている。ロス市警は死因のカギを握る重要人物とみており、詳しく事情を聞く方針だ。

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